市原と林さんとの対話
「豊前街道柿がつなぐまちあかり」展示に当たって、台湾のキュレーター林さんと重ねた対話をご紹介します。
林さん
最近の気づきを、あなたと分かち合いたいと思います。
私たちはみんな「明日雨が降るのか」を知りたがります。未来に対して不安や好奇心、未知への思いを抱きます。でも、時間は本当に「存在」するのでしょうか?時間は一方向なのでしょうか?
今の私は過去を振り返り、かつて「世界に抗える」と思っていた自分が、実は何も分かっていなかったのだと気づきます。
人生は本当に面白いものです。まるで一つの劇のようで、大事な場面は、もう一度人生を振り返る時に初めて「新しい物語が始まった」と気づくものです。
人生とは、複数の時間が織り交ざるもの。未知の運命を解き明かす鍵は、必ずしも「未来」にあるとは限りません。過去も、現在も、未来も、そのすべてが可能性を秘めています。すべては心の在り方次第なのです。
市原
林さん、おはようございます。
18日のオンライン会議、ありがとうございました。
林さんたちと私の子供たちが、初めて直接会話をすることができましたね!
このような機会をつくってくれた林さんには、心から感謝しています。
私と林さんは、これまでLINEを通してお互いの思いを共有してきましたが、林さんと子供たちとの関係構築はスタートしたばかりです。
林さんとの取り組みは、将来的に子供たちの構想力を高め、秩序なき状態にある世の中で、「世界とつながる小さくて強い地域」を創り上げる大きな原動力になると信じています。
現在は、親父(私)がやりたいことに、子供たちを巻き込もうとしているというのが正直な感想です。
子供たちも将来を見据えた取り組みの全容を理解しているとは言えないでしょう。
親父に引きずられながらも、その中で取り組みの意義を見出そうとしています。
本企画について、パティシエの三男の勇生(ゆうき)から、”自分がやりたい”、また、”できるプラン”を提案すると思います。
今後、子供たちと林さんが互いの思いを共有し、「台北宜蘭✖️熊本山鹿」を将来に渡り、継続的取り組みにしていけることを心から願っています。
どうぞ、よろしくお願いします。
林さん
今回の芸術展について、ひとつの事例としてまとめ、台湾の政府農業関連部門に共有したいと考えております。農業の核となる価値は多面的であり、それらがより重視されるべきであること、そしてテクノロジーは単にロボット生産のためだけでなく、人文的な視点や思いやりをもって農業に貢献できるものである、という点を伝えたいと思っております。
つきましては、市原先生にご協力をお願いできましたら幸いです。今回の展示に関わる関連機関、場所、日程などの情報や、記録写真をご共有いただけますでしょうか。
またまた熱心な林が、新たなお願いを持ってまいりました…!
どうぞよろしくお願いいたします。
林さん
いつもお世話になっております。
これまで、ARテクノロジーアートを制作しているチームについて、きちんとご紹介できておりませんでしたので、改めてご紹介させていただきます。
このチームは非常に優秀で実績も豊富であり、台湾の複数の国立美術館や県立美術館と共同で制作を行ってきました。また、日本の浮世絵展が台湾で開催された際にも、ARインタラクティブの制作を担当しています。
親しみやすさと先進性を兼ね備えた、とても魅力的な技術です。
さらに、台湾の故宮博物院の院長も実際に体験され、高く評価されています。
本プロジェクトは、鄭月妹教授が自ら主宰しているチームによって進められています。
どうぞよろしくお願いいたします。